われに還る熊野
The Reflexive Kumano

時間を切り売りして得たマネーの力で、物事を手に入れる都会のライフスタイルを捨て、
「自給」を基本に「信頼」と「互恵」に基づく生活へと転換することで、等身大の自分を取り戻したいと考え
私たちは東京や大阪から紀伊半島の奥深く、世界遺産の地 熊野へと移り住みました。
地場産品を加工する作業所を運営し、自らも畑を耕しながら
日常の暮らしの中で感じたこと、熊野の四季折々の姿を記します。

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熊野サイダーの製造がはじまりました
 今年も熊野サイダーの製造がはじまりました。
とは言っても、大掛かりな設備の必要な炭酸充填は、
熊野本宮の工場ではできないので、
炭酸充填のできる飲料メーカーさんに原料持ち込みで加工委託をしています。

だからサイダー製造は、原料の輸送からはじまります。
新しくなった「GoGo−なかがわ1号シーズン供廖蔽だー車にこんな長い名前をつけたのは)に、
しそエキス、梅シロップ、梅果汁、みかん果汁などの水以外の原料を積み込みます。
その重量は700kgを超えます。道のりは片道150km。途中に峠もあります。
頑張れ!「GoGoーなかがわ1号シーズン供廖別樵阿長い!)


早朝になんとか無事原料の搬入が終わり、サイダーの製造にこぎつけました。
まず最初は、原料の調合です。
しそサイダー調合
300リットルほどのタンクに、しそエキス、砂糖などの原料を混ぜ、濃厚なシロップを作ります。
目のさめるような鮮やかな朱色、しその強烈は香り、いかにも甘そうな液体です。
これを水で希釈して、炭酸が融け込む前のドリンクを作ります。
このときに最も重要な仕事が味決めです。
糖度、pH、酸度などの数値も参考にしますが、最終的には味覚です。
天然原料の場合は、毎年まったく同じものを作ることは不可能です。
しかし製品の味が大きく違ってしまうことは許されません。
だから、しそサイダーの場合は、前年の夏に抽出したしそエキスの抽出時期の違うものをブレンドして使用します。
それでも、この味決めの瞬間は緊張するものです。

味決めが終われば、大きなタンクで炭酸ガスを融け込ませます。
融け込ませる炭酸の量も、重要なポイントです。
炭酸が強すぎると自然が風味が損なわれます。
逆に弱すぎると、物足りない味わいになってしまいます。
熊野サイダーの場合は、弱めの微炭酸に分類されるようです。


しそサイダー充填
炭酸が溶け込んだサイダーをビンに充填していきます。
充填工程は全て自動ですが、熊野サイダーのような天然成分が多いサイダーの場合は、
予想以上に泡が立ったりして、うまく充填できないことがあります。
一昨年に初めて製造したときは、かなり苦労しました。
充填ノズルを取り替えたりして、かなり時間をかけて充填した記憶があります。
3年目の今回は、極めて順調でした。

でも、次回も順調とは限りません。
気温、天然成分など変動する要素がたくさんあります。
この充填が一筋縄ではいかないところが、
世の中に出回っている炭酸飲料のほとんどが、着色料と香料といったコントロールしやすい成分で作られている理由かもしれません。

しそサイダーキャップ締め
充填の後は、キャップを締めていきます。
次から次へとキャップが締められていきます。

しそサイダー熱殺菌
キャップの締まったサイダーは、スチームで熱殺菌して完成です。



梅みかんサイダー調合
しそサイダーが充填されている間に、うめみかんサイダーを仕込みます。
梅とみかんの風味が香る、これも美味しそうなシロップです。
うめみかんサイダーは、梅とみかんの組み合わせですから、
しそ以上に天然成分のファクターが多く、味決めは一層緊張します。
手に負えなくなる一歩手前といった印象です。

梅みかんサイダー充填
しそサイダーと同じように充填していきます。
うめみかんサイダーは、しそサイダーより弱めの炭酸量です。


こうして、今年も熊野サイダーが出来上がりました。
色・香りとも強烈な個性を持つ「しそサイダー」
誰にでも好まれるやさしさのある「うめみかんサイダー」
熊野サイダー2種類は、文学的に表現すれば、熊野の自然の強さとやさしさを表しているかもと思いながら、「GoGoーなかがわ1号シーズン供廖別樵阿長い!)に出来上がったサイダーを積めるだけつんで、150kmの道のりを帰ってきました。

サイダーを作れば、もうすぐ春です。
熊野サイダー今年もよろしくお願いします。
                               
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| 加工部の製造日記 | comments(0) | - | posted by 安原 克彦
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