鶏(庭鳥) |
田舎暮らしといえば鶏をイメージする。飼うのにそれほど手間がかからない割には卵という実益をもたらしてくれるのが皆に支持される理由だろうか。我が家には雄鶏はいないけれども、2羽のボリスブラウンと3羽の白色レグホンがいる。十分世話してやることができず心苦しいのだが、不断給餌器(ポリバケツをひっくり返したようなオレンジ色器具)と一升瓶を逆さに向けて水が供給される手製の給水器のおかげで何とかなっている。でもJAの配合飼料よりも、畑の草や虫などには狂喜するので時間があればなるだけそうした餌を与えたいと思っている。
最近はこちらが卵を取る前に鶏が食べてしまうことが度々発生し、2回に1回しかこちらは卵にありつけなくなっている。ハクショクレグホンの方は全く卵を産まなくなって久しい。本来なら家畜としては失格なのだろうが、ペットとしていてくれるだけでも心が安らぐというもの。仲良く同居していきたい。
煮味噌の製造 |
昨日と今日は煮味噌の製造です。熊野鼓動は毎年冬場に麦麹の味噌を仕込んでいるのですが、その自家製味噌をベースにして2つの煮味噌を作っています。ひとつが熊野川で獲れた天然鮎を使った「鮎味噌」。そしてもうひとつが今日製造している、地元の農家が農薬を使わないで栽培された柚子を使った「柚子味噌」です。昨年収穫した柚子の果実から果汁を絞る前におばさんたちが皮を剥いて冷凍しておいたものを使っています。
2種類の煮味噌とも、てんさい糖で甘みをつけたおかず味噌で、野菜に乗っけたり、ご飯と一緒に食べると他におかずが要らなかったりします。
暑い夏場に煮味噌を製造するのは大変ですが、熊野の味をとどけようと今日も榎本さんが大きなしゃもじで味噌と格闘しています。
実りの夏? |
熊野では田植えが早く、お盆過ぎには収穫を迎えます。熊野鼓動の工場の横の田んぼでも稲の穂も出て実りの時期を迎える準備が整いつつあります。
最近、田んぼの上にロープが渡され、ところどころに空き缶がぶら下げられており、折に触れてロープが引っ張られ、空き缶同士があたって音を立てます。すずめやその他の動物が稲に悪さをするのを防止するためだと思われますが、何とそのロープを引っ張るのは自動ではなく、人力なのです。
田んぼの片隅にシェルターの様なものが設けられており、毎日家族の方が交代でこの任にあたっておられます。
そんなことしてて割り合うだろうか?なんて考えてはダメ。
一年間の一家の主食を収穫するということはお金や効率だけでは推し量れないことなのです。
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