われに還る熊野
The Reflexive Kumano

時間を切り売りして得たマネーの力で、物事を手に入れる都会のライフスタイルを捨て、
「自給」を基本に「信頼」と「互恵」に基づく生活へと転換することで、等身大の自分を取り戻したいと考え
私たちは東京や大阪から紀伊半島の奥深く、世界遺産の地 熊野へと移り住みました。
地場産品を加工する作業所を運営し、自らも畑を耕しながら
日常の暮らしの中で感じたこと、熊野の四季折々の姿を記します。

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こうやって作ってます〜熊野本宮 釜餅(古代米)続き〜
先日の古代米釜餅‘搗き’編に引き続き、
‘握る’編をお届けします。

釜餅は、もちにあんを包んで成形することを
「もちをにぎる」と言います。


握る前の準備は万端
準備を整えます。
手前から、もち・あんと量り・もち・あんと量り、です。

2人ずつ向き合って作業します。


釜餅は1個1個手包みしています。
1個1個、手作業で丁寧に包んでいきます。
これが釜餅特有の食感を生み出すヒミツ。


握るときの配置
にぎるときは‘もち切りさん’が1人で
決まった大きさにもちを切っていき、
残りの3人があんを包んで仕上げます。


もち切りさんが切っていきます
もち切りさんが
切ったもちをぽいぽいっと
冷めないように、まだ熱々のもちの上に分けて置いていきます。


あんを包みます
それを取ってあんを包みます。


量ります
ちゃんと同じ重さになるように量ります。

だいたい1回か2回量れば、ばしっとグラムが合います。
すごいですねー。
念のために量ってるようなもんです。


きびしいチェック
工場長が厳しく見てます。


たまちゃんもにぎります
熊野鼓動の最高齢、たまちゃんもにぎります。
んー、83?4かな。
まだまだ釜餅レディース現役ばりばりです。
とーっても元気で、野菜作りの名人。
わけてくれる野菜、いつも助かってます食事


小柄なたまちゃん(工場長のフォント変えてみました)
たまちゃんはちっちゃくてかわいいおばあちゃんです。
でもめちゃ元気です。


タカハシさん                   彼女が一番若手さんです。美人なんですよ〜。
                   素顔が公開できないのが残念です〜イヒヒ
                   その年の差約・・・4まわり?!
                   幅ひろーい年齢層で仕事ができるのもいいです。


搗き上がり
そうこうしているうちにどんどんでき上がってきました。


急速凍結庫に入れます
すぐに急速冷凍しておいしさを閉じ込めます。
家庭用の冷凍庫とは違って、もっと早くしっかり凍ります。



古代米の釜餅。中はあんこ職人の自家製つぶあんです
中には北海道産あずきとビート糖で作った自家製つぶあん。
古代米のもちもちつぶつぶ感がたまらな〜いてれちゃう

熊野本宮 古代米の釜餅。
こちらもぜひどうぞ。




                               
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| 加工部の製造日記 | comments(1) | - | posted by 亀岡 佳奈
こうやって作ってます〜熊野本宮 釜餅(古代米)〜
今日は熊野鼓動の
多分サードで7番ぐらい?(←びみょ〜)
古代米の釜餅を作りましたのでご紹介しまーす。


まずは洗って水に漬けておいた
もち米と古代米を釜で炊きます。
大斎原米でーす。
‘だいさいげんまい’でも‘おおさいばらまい’でもありません。
‘おおゆのはらまい’です。

「大斎原米って何っ?!」という方は
こちらをぽちっ→http://kumano-kodou.jugem.jp/?eid=289


古代米の入ったもち米が炊き上がりました
さぁ、もち米が炊き上がりました!
熱々のうちに、速さが勝負です。


釜に入ったまま大きなすりこ木で搗きます
塩を加えて、大きいすりこ木で搗きます。


搗き手2人に返し1人に釜係1人
だいたい搗き手が2人で、もう1人は返し、
残りの1人が釜をしっかりと押さえ、
まんべんなく搗けるよう、タイミングよく釜をぐるっと回します。


どんどん搗きます

どんどん搗きます。


大きなしゃもじで返します

大きなしゃもじで返します。


もっと搗きます

がんがん搗きます。
結構ハードなのでポジションを変えながら搗きます。

杵と違って大きな面積と力がかからないため
何度も何度も搗かないといけませんが
そのおかげで搗き上がりを微妙に加減し
機械では作れない、絶妙のつぶつぶ感に仕上げているのが
熊野本宮釜餅の特徴の一つです。


だんだんねばって重くなります

まだまだ搗きます。

搗き上がり間近はもちもねばって
すーごく重たくなって来るんですよ〜。


もちもちとろっ♪できたてのおもち

搗きあがりました!
つぶつぶもちもちとろ〜っ♪

まだ熱々です。


もち取り粉には国産大豆のきなこ
そのもちをきなこをたっぷり敷いたバットに取り分けます。
きなこは取り粉の役目もするのでたっぷり使います。

これもおいしいヒミツ。



釜餅をにぎる準備も整いました
さー、もちは搗き上がりました!
いよいよ次は手包みの作業へ!



続く。


                               
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| 加工部の製造日記 | comments(2) | - | posted by 亀岡 佳奈
熊野本宮には龍が現れるのです。

熊野本宮では、
ごくごくたまーに、低く細く
地上を這うようにたなびく雲が現れます。

熊野本宮には龍が現れます


これは龍が現れたんだなーと
縁起が良いのか
何か起こるのか
守られているのか
なんだかとっても神妙な気持ちになるのでした。




                               
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| - | comments(2) | - | posted by 亀岡 佳奈
さんまの丸干しっ!
さんまの丸干し、
いただいちゃいましたてれちゃう

さんま丸干しいただきました♪

南紀・熊野の味です。
秋の北海道や三陸の脂ののったさんまも人気ですが、
その後、秋から冬にかけて南下してきた脂の落ちたさんまを
熊野灘や紀伊勝浦沖で捕まえて、
塩をして丸ごと干して食べるのが、この地域の食べ方。


「え〜!丸干し〜ぃ?!
 塩辛くて硬いだけちゃうん〜?!」

と思うでしょ?
私も思ってました。
確かに、そういうのもある。

ところが、

「丸干しってこんなにおいしいんやーっ!」と、
衝撃的においしいものもあるのです。
(ご紹介しますよ〜魚←最近の熊野鼓動は水産部門拡大化?)

もーこのおいしさを知ったらヤミツキラブ

獲れる時期と加工の仕方でどうやったらおいしいのか、
昔ながらの知恵と経験で、地元の方はよく知っています。


地元では
こんなふうに、ひもでまとめてくくって
干した形のまま売ってます。(スーパーでも吊ってあったりするひやひや

1尾ずつ、というのもありますが
10尾単位や20尾箱入りなどでもフツーに売ってます。



干しているのはこんな感じ。


さんまの丸干し


獲れたてのさんまに塩をして漬け込み
塩加減を調整して束ねて天日と寒風で干します。
熊野の風物詩です。


画像は以前ご紹介した串本のひらまるさんからお借りしました。
ひらまるさんのHPはこちら→http://hiramaru.com/



                               
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大斎原前では菜花の収穫が最盛期です。
大斎原前の畑は菜花の収穫最盛期☆

菜花の収穫が最盛期です。
ちらほらと、かわいい黄色い花も咲いています。


写真は大晦日の様子。(遅ればせながら・・・たらーっ

お正月用から、菜花の出荷が始まります。
釜餅に使うもち米の栽培の裏シーズンに栽培された菜花は
(もちろん農薬不使用!)
奈良の集荷場から近畿を中心に、
全国の生協さんや有機野菜の宅配団体さんに届けられます。


そして収穫も一段落した春には一面の花畑になり
熊野本宮大社のお祭りの行列をも、一段と華やかに彩るのですが、
次の田んぼの準備も控えているのに
その時期まで菜花を咲かせていることに何人が気づいているかなぁ。


こんな感じ→http://blog.murablo.jp/kumanophoto/kiji/36023.html


近頃は知る人ぞ知る、絶好の撮影スポットになりつつあります。


この景観を守っていくことに携わっているんだなぁ、と思うと
ちょっとうれしいかもです♪





そんな田んぼで取れたもち米を使う釜餅はいかがですか。






                               
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| - | comments(2) | - | posted by 亀岡 佳奈
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