4月25・26日に高野山で開かれた「地救ふぉーらむ」というイベントに参加してきました。
イベントの内容は、今年の12月にデンマークのコペンハーゲンで開かれる、
地球温暖化防止条約第15回締約国会議に向けて、日本が積極的な温室効果ガスの削減目標を打ち出しリーダーシップをとるよう、日本政府に向けてアピールするというものです。
イベントでは、政府の削減目標作成に参加している研究者やNGO代表、環境省地球環境局長などから、現在の審議の内容についての報告などがありました。
非常に興味深い報告にわくわくしながらも、「このまま進んでしまったら、どうなってしまうのだろう」と危機感を感じる内容でした。
特に、環境省の役人の、産業界や経産省との駆け引きの苦悩振りが伝わってきました。
科学的な研究から、破局的な気候変動を防ぐために、
日本などの先進国の温室効果ガス排出を
2020年には1990年レベルから25〜40%削減する必要があること、
2050年には80%の削減が必要と言われています。
世界の半分の量を排出している、アメリカや中国がこの条約に参加し、実効性のある条約にするためにも、日本などが積極的な目標を表明することが必要ということです。
高いレベルの削減は、経済的にマイナスという意見もありますが、
むしろ、自然エネルギー分野などの新しい産業を生み出し、
パラダイムの転換から、現在の閉塞感を打開する糸口になると思います。
では、日本政府がよりよい政策を打ち立てるよう、今、我々市民ができることは何があるのでしょうか。
やはり、声を合わせていくことなのだと思います。
社会の仕組みを変えて、温暖化を防止しようと、
NGO・NPOが中心となって、
「MAKEtheRULEキャンペーン」というものを展開しています。
新しいルールを作ろうという意味です。
政府に提出する署名を集めています。
私も署名してきました。
一度、ホームページ
http://www.maketherule.jpを開いてみてください。
合間を見て、高野山を見学してきました。
高野山も興味深いところでした。
金剛峯寺の台所です。
金剛峯寺の食器棚です。
天井からネズミが降りて来れないよう、周りに和紙を張って、廻りこめないようにしています。
知恵ですね。