土日を利用して、大峰山脈の弥山(みせん)、八経ヶ岳(はっきょうがたけ)に登ってきました。
天川村の役場近くから登り始めて約30分、天川村の一部が見えました。
一日目は天川村川合-栃尾辻-狼平-弥山小屋というルートです。
栃尾辻から狼平へは、杉の植林地を抜けて、ブナなどの広葉樹の混じる道を歩いていきます。
狼平避難小屋が見えてきました。ログハウス風の建物で、きれいな沢が流れており、気持ちのいい場所です。
狼平避難小屋からは、しばらく木道を歩きます。
トウヒ・シラビソの明るい森を歩きます。シラビソは大峰山脈が本州最南限。貴重や森です。
倒木や立ち枯れている樹も多いですが、
ちゃんと、幼樹が育っています。トウヒやシラビソの幼樹は、コケの上でないと育つことができません。倒木の上にコケが生え、その上で幼樹が育っています。
弥山小屋です。1日目はここで泊まりました。管理の行き届いた清潔な山小屋でした。1泊2食で8000円。食事には予約が必要です。周りにテント場もあります。山小屋利用の山行はやっぱり楽ですね。この日は20名ほどが宿泊していました。
2日目の朝はガスの中を出発です。歩き始めて30分。7時頃に八経ヶ岳の山頂に着きました。
1914m近畿の最高峰です。
2日目は弥山小屋-八経ヶ岳-レンゲ道-栃尾辻-天河弁財天というルートです。
弥山から八経ヶ岳の稜線は大峰奥駆道の一部です。
トウヒ・シラビソ林の続く、レンゲ道という名の道です。
ガスっていますが、暑くも寒くも無く、風の音を聞きながら、気持ちのいいルートでした。
条件のいい場所には、幼樹が集まって生えています。
このうち無事生長できるのは1本あるかないか。
登山道のすぐ横に生えていますが、決して踏んではいけません。
昼ごろ、無事下山です。天河弁財天の境内の一角で、友人が檜精油や檜樹液水を使った製品の店を開いていました。