熊野移住して9年目。
以前からずっと行きたいと思っていた場所があったのですが、昨日ようやくそれが実現できました。
その場所とは「百夜月(ももよづき)」。(
名前の由来はこちらから)
ロマンチックな地名と共に数々の説話が残るところです。
何といっても、車では行くことができず、また歩いていくのも険しい山道を行かなければならない事がその神秘性を一層かきたてます。
対岸のバス停に車を止めて、川舟で向こう岸に渡してもらうしかないのです。
(
google map ではこちら 地図中では「百夜月」という小字名は使われず「紀和町花井と」いう大字の表現になっています)
宮井大橋を渡って北山川を遡ると、川の対岸に「百夜月」が見えてきます。
車はここまで。階段を下って船付き場へ。
ここから川舟に乗っていよいよ対岸へ。
憧れの地「百夜月」に上陸。川原をひたすら歩きます。
途中梅畑を通り抜けます。
東さんの家から対岸(九重)を望む。
ご主人の東さん。普段は鵜殿で大工さんをしてらっしゃいます。
昔からの話を色々お伺いしました。
百夜月は最近まで東さんのご両親がたった一軒でお住まいだったのですが、
現在は無人で鹿の楽園になっております。
でもかつてこの地にはマスコミを含めて多くの人が訪れたということ。
それだけ、人を引き寄せる力がこの場所にはあるのだと思います。
何らかの形で、もう一度この地をそうした場所に戻したい。
そのためにお手伝いさせてくださいとお伝えしてお別れしました。
帰り際にバス停を撮影。すでに辺りは暗くなりかけていました。